自分らしさ
小高有紀子さん 2002.8.6.
 みんな自分らしさを持っているのに私だけ持ってない
 自分がなんだかわからない。ドーーーーーーすればいいの?
だーこさん 2003.8.10.
 管理人のMICせんせは多忙のようなので、僭越ながらこの私めが・・・

 その「自分らしさ」ってのが何を指すかよく分からないんだけれど・・・
 小高さんがおっしゃる「みんな」が本当に自分らしさに気づいてるのでしょうか?
 本当の意味での「自分らしさ」を自分で分かってる人なんてそんなにいないような気がします。

 まわりの人に聞いて見てください。。
 おそらくあなたが気づかないあなたらしさがあると思うのです。

 また、無理に個性的である必要もありません。
 私は周囲から常に「個性的」と言われ続ける人間なのですが、そういう僕から見れば、悪い言い方をすれば「平凡」な人に多大な憧れがあります。
 そして、平凡な中にこそ、その人でしかありえない「個性」というものがあると思うのです。。

 まわりを見てあせるのはすごくもったいないことだと思いますよ。
 それよりは、何かをはじめてみてはいかがですか?
 昔からやってみたかったお稽古事や、勉強、サークル活動など。。。
 自分の世界を広げる努力をしてみましょう。
 自分が輝くことの出来る場所を探しましょう。
 その輝きこそがすばらしい「あなたらしさ」につながると思うのです
アンリ・ド・モンテスト子爵さん 2003.8.18.
 「自分らしさ」というのは、他人との関わりの中で生まれてくるものであって、最初から存在しているものではないのではないかと思います。
 最初から存在していないものについて、さも存在しているように考えても「なんだかわからない」状態に陥ってしまいますネ。

 C.H.クーリーという社会学者が「鏡に映った自我」という概念でもって「自分らしさ」という言葉の正体を明らかにしてくれています。
 クーリーによれば、人は自分の行動に対する他者の反応についての自己解釈から自分についての自己概念を形成する…すなわち、周りの人が自分のことをどう思っているかということを、相手の反応を通して、自分流に解釈し、それを「自分らしさ」としている…ということです。

 「自分らしさ」を映す「鏡」は「自分の周りの人」であり、また、その周りの人が自分に対してとる態度が「自分らしさ」を定義づける重要な「鏡」になります。

 ネガティヴな「自分らしさ」のイメージを持っている人は、自分の周りの人から奇異な目で見られ、あるいは自分自身で周囲の人の反応を解釈してきた人が多く、ポジティヴな「自分らしさ」のイメージを持っている人は、周りの人から温かい目で見守られ、また自分自身で周りの人の反応について自己肯定的な解釈を施してきた人に多いように思われます。

 今後小高様が、どのように「自分らしさ」のイメージを作り上げていくかによって、自分なりの「自分らしさ」を獲得していくものと思いますが、積極的に周りの人と関わることで、自分のイメージを確かなものにしていって頂きたいと思います。

 まずは、良き友に巡り会うことを祈ります。

「愛と友情の遍歴」目次へ戻る