距 離
MIC 1998.11.13.
 少しでも一緒にいたいのに、どうしてもうまくゆかない。
 きみは「少しでも一緒にいたくない」のかもしれないね。
 なんだか知らないけれど、いつも用事ができている。
 ぼくから離れるために用事を作っているのではないかと思えるほどに。
 ぼくが不得要領に近づこうとすると、きみはすっと身をかわす。
 電車に乗っていると、きみの吊革がだんだん遠ざかっていることを、きみは意識しているのかどうか。
 ひとつ向こうの吊革に移るたびに、ぼくの心臓が1センチずつえぐれる。
 近づけない距離。
 そこへ踏み込む勇気を、下さい。
TERLIZER RITYUSさん 1998,11,19.
 勇気がないってのはつらいっす。
 ましてや、相手がどんどん自分を避けているという感覚を持ってしまったら。
 これって、悪循環みたいなもんで,はまったら、大して意味のない事でも深く意味を追求してしまって、傷ついてしまうんだなぁ。
 こいうのって、一番つらい。
 それがつらくて、ぼくのほうからわざわざきょりをおいたこともあった。
 なぜって、自分からある程度距離を取っておけば、相手が離れようが何しようが全然気にならないから。

 けど、おいらの場合はそれがあだになった。
 どんどん距離が遠のき…
 相手を傷つけ…
MIC 1998.11.19.
 傷つきたくないから、自分から距離を置く。
 そういうことって、あるよね。
 結果、より傷ついてしまうことの方が多いんだけど。
 傷つきたくないというのは、自分勝手な、心の弱さに過ぎない、ということが、自分でよくわかっているだけに、余計つらいよね。
 人に相談しても、当たって砕けろと言われるのが関の山。

 
──砕けたとき、責任とってくれるのか〜

 そう言いたいけど、それが言いがかりだってことも自分でよくわかっている。
 ほんの少しの勇気があれば、それでいいんだけど。
TERLIZER RITYUSさん 1998,11,20.
 おいらもかつてすごくすごく好きな人がいて,どうしようもないくらいつらくて、友人に相談したら,あたれ、といわれたことがあって、砕け散りました。

 おいらが砕け散るだけならおいら一人が傷つくだけですむけれども,困った事に,相手の人もそれでものすごく困惑させてしまうことになりました。(電話口の向こうで泣いた)
 それがあってから、無責任にあたって砕けろ,という人にはそれだけの責任が伴う事を気づいてほしい,と切実に思うようになりました。

 おいらは無責任にあたって砕けろ、みたいなことは絶対に言いません。
 相手を傷つける事なしに純粋に思いを伝える事って、出来ないのかなァ…

 今でもその人のことを想い出す事は頻繁に…
 そして耐えがたい後悔と自責にさいなまれる。

 言いたい事,伝えたい事はいっぱいあるけれど、どうしてもうまくいかずに。

TERLIZER RITYUSさん 1998,11,20.
 やっぱ、思いを伝えようと思ったら,相手を傷つける事を恐れずにぶつかるしかないのかな?

 MICさんが思いをよせている方って、MICさんの気持ちに気づいていらっしゃるんですよね。
 すごく逆説的,というか、皮肉なことですが、用事を作っているって、そうなのかな。
 うーん、何も言えないけれど,お互いの傷が浅くすみますように,と祈る事しかおいらはできません。
 と同時に、そこまで純粋に人を好きになれることがすごくうらやましかったりもして…

 そして、うまくいけばいいなぁ、と心からお祈りしております

「愛と友情の遍歴」目次へ戻る