あと2週間後 |
春さん | 2000.3.20. |
ある人にお返事を言わなければなりません。 4年前白血病で亡くなった知り合いの御主人で2人の子供の父親です。 生前、子供達がピアノを習いたいと言い出したら私の所に行くように言っていたらしく、2年前から通うようになりました。で送り迎えで毎週お会いし何度か食事に誘われ(子供達も一緒)プロポーズされたのですが。 私自身あまり結婚願望がなく、ましてや7歳と4歳の母親なんかとても自信がなくてお断りするつもりなのです。 が先日生徒から 『先生、お母さんになってくれるの?』 って聞かれ言葉を失ってしまっていたら泣き出されてしまいました。友人達に相談したら 『情で結婚したらだめだよ』 と・・・ 毎日心が揺れてます。その人の事好きかどうかもわからないし。 |
MIC | 2000.3.2. |
春さん、ご投稿ありがとうございます。 ご投稿の趣旨がなかなかに重くて、私ごときがさかしらなレスをつけることにはいささか躊躇を覚えます。 が、せっかく書き込んで下さったのですから、思うところを多少は述べさせていただくべきかとも思います。 とはいえすでに、お断りするつもりだということですので、それほど申すべきことはありません。 何かにひっかかっているとすれば、子供さんの泣き顔でしょうか。 それを思うと断るのが忍びない、というだけの理由なのでしたら、やはりお友達が言われるように、やめておいた方がよいのではないかと思います。 ただ、それだけでなく迷っておられるのなら、いろいろな考え方があるかもしれません。 結婚願望があるかどうかは、この際あまり関係ないように思われます。 何事も縁のものですので、激しく願望を持っている人になかなか訪れなかったり(私もそう)、まるで結婚のことなど考えていなかった人に縁があったりするわけです。 積極的な独身主義と言うのでない限り、訪れた縁については、一応よく考えてみるのがよいでしょうね。 ふたりの子供の母親になる自信がないという点については、ある意味、そんなに気負わなくてもよいという気がいたします。 たとえ自分自身の子供であっても、自信満々で親になるという人はそう多くないでしょうから。 それに、すでに子供さんに慕われているというのは非常に恵まれた状態と言うべきで、世の中の子連れ結婚はなかなかそううまく行かないものです。 あとは、その人を好きなのかどうかわからないというところですが、プロポーズされたということで、それ以前とは異なる眼でその人を見ることになるでしょうから、もう一度じっくり見直してみるとよいのではないでしょうか。 今の時点ではっきり好きだと言えなくても、多少なりとも「好きになれそう」だとお思いなら、一歩を踏み出してみるのも手です。 二週間後にとりあえずの返答をしなくてはならないということですが、 「もう少しあなたのことをよく知ってから決めたい」という答えでも、別に差し支えないのではありませんか。 要は、春さんにとっていちばん幸せなのはどうしたらよいのか、ということを考えてみられることです。 コブ付きの男性と結婚するのが即不幸というわけでもないし、自信がなくても思い切って踏み出してみれば案外うまく行くかもしれないし。 「その人と一緒になって幸せであるご自分」というものがイメージできないのなら、お断りになればよいのです。 自分の幸せを犠牲にする必要はないし、かと言って最初から逃げ腰になることもないと思います。 二週間という時間で、充分考えてみて下さい。 いちばんいけないのは、その二週間をなんとなく考えないようにして過ごしてしまうことです。 どうか、もっともご自身が幸せになる決断を下されますように…… |