鬱病中の失恋体験 |
炎のコンティヌオさん | 2001.1.12. |
この年末年始は、かなり心身消耗しました。 私には、音楽を専攻している9歳年下の彼女がいます。 最初は普通のつき合いだったのですが、次第に私は主に仕事が原因で鬱病の症状が目立ち始め、ついに自宅療養するはめに・・・。 一方、彼女はプロの音楽家を目指しており、音楽や生活全般について私との考えの相違が目立ってきていたのでした。 昨年12月24日、その彼女の主宰するクリスマスミニコンサートに私はチェンバロで賛助出演しました。 演奏会自体は成功だったのですが、結果の解釈の相違がきっかけになって、その後ぎくしゃくした日々が続きました。 結局このクリスマスコンサートの結果に関しての観点の相違がきっかけとなり、お互いの音楽や生活全般についての考えの違いの溝がもはや埋めがたい物になってしまったのでしょう。 彼女はその音楽会の主宰者であり、私は一介の伴奏者に過ぎなかった、当時の私はその立場も理解できず、彼女の姿勢を非難し続けました。 彼女はひたすら音楽の周辺の道を邁進し、私は鬱病で何の肯定的アクションも取れなくなってしまっていたのです。 クリスマスコンサート終了後、12月31日から1月10日迄私は帰省しており、たびたびFAXなどを送ったのですが、彼女からはほとんど応答がありませんでした。 1月10日に自宅に戻ると 「今後、この件(クリスマスコンサート)並びに、 音楽、生活全般についての連絡をとるのをお断りいたします」 というFAXが届いていました。 そこには、彼女も彼女なりに、コンサートの主催者として、相当苦しい時を過ごしたことが書いてありました。 現在の私は、医師から実家への転地療養を勧められています。 私もこれに従い、一旦全てを忘却してぼんやりした時を過ごしてみたいと思っています。 |
MIC | 2001.1.14. |
「お客様の声」で常連の炎のコンティヌオさん、こちらへ初登場です♪ 鬱病については、以前から伺っておりましたし、私も思春期性の躁鬱症みたいな状態にはなったことがあるので、辛さはお察しいたします。 素人が知ったようなことを言うのはなんなんですが、どちらかというと外因性の鬱病なんでしょうか。 まあともかく、ご病気については、一日も早く完治されんことをお祈りいたします。 彼女については…… 「結果の解釈の相違」というのが具体的にどういうものかわかりかねますが、演奏会企画もしょっちゅうやっている私の立場からすると、その方のお気持ちもかなりわかる気がいたします。 ひとつの演奏会を起ち上げるというのは、本当に神経をすり減らす作業であって、当日にはすごくギスギスしてしまっているのが常です。 私は要領を覚えたというか、だいぶずるくなって、スタッフ任せにして自分はあんまり細かいことに気を遣わないようになりましたが、コンティヌオさんより9歳年下の女性となれば、まだまだそういうコツをつかむには若すぎるかもしれません。 それで必死でやっているところへ、出演者からあれこれ口を出されるというのは、正直言ってかなり「ムカつく」ことではあります。 しかもそれが、つき合っている相手であった場合、余計たまりかねた気持ちになることもあろうかと存じます。 コンティヌオさんとしては、頼りなくて見ていられない想いがあって、ついつい口出ししてしまったものと拝察するのですが、最初から企画の起ち上げに深く関わっていたならともかく、一出演者という関わりでしかなかったのなら、やはりそうした場では一応「分を守る」ことが必要だったのではないでしょうか。 また…… 音楽に限らず、表現者というものはそれなりに自分の世界があるわけで、人それぞれの相違があるのが当然と考えるべきでしょう。 その相違について議論することを楽しめるというのなら、またそれはそれでハイブロウな交際と言えると思うのですが、男女の関係がからむとなかなかそういう冷静な談論風発というわけにはゆかないものです。 音楽家同士の夫婦は何組も知っていますが、ふたりがまったく同じような傾向の表現を目指しているのでない限りは、お互い、相手の音楽的な面にはなるべく触れないように配慮しているかに見受けられます。 それでも時には深刻な対立が生まれることもあるようで…… 彼女は、それらについての議論を打ち切りにしたいというだけなのか、それとも別れたいと言っているのか、ログからはちょっと判断しかねましたが、どちらにしても多少冷却期間を置くのが妥当なのではないかと私は思います。 会社も休職中ということであれば、お医者様のおっしゃる通り、しばらく旅行でもしてくるとよいかもしれませんよ。 ともあれ、お大事に…… |
炎のコンティヌオさん | 2000.2.11. |
色々悩んでましたが、結局、「鬱病の『転地療法』」ということで、只今、実家におります。 会社は長期欠勤の継続です。 今はもう、彼女のことは、率直に言って「どうでも良い」です。それより鬱病が尾を引いているのを何とかしたい。 今も、人混みの中を移動したり買い物に出かけたりすると、「不安感」「恐怖感」「焦燥感」に似たものを覚え、とにかく自宅(実家)の建物に 引き返したくなります。 今日も身内と一緒に買い物に出かけたのですが、買い物するために外出して1時間ぐらい経過した頃から、恐ろしいほどの不安感に襲われました。 我慢して買い物につきあいましたが・・・。 案の定、買い物から家(実家の建物)に戻ったら「自分の体から魂の全てが抜けきって、自分の体が土塊(つちくれ)のようになってしまった感覚」が自分の心身を支配しているのを感じ、何もできなくなってしまいました。 とりあえず2時間ほど昼寝してようやく「人間的動作」がとれるようになりました。 >>会社も休職中ということであれば、 >>お医者様のおっしゃる通り、しばらく >>旅行でもしてくるとよいかもしれませんよ。 暖かいお言葉、ありがとうございます。 でも今の状態で1人で旅行なんかしたら、旅先のどこかで発作的に自殺しちゃうような気がします。恐いです。 今は、寝る以外には 「W.A.モーツァルトとM.ハイドンのRequiemの分析」 以外(笑)、何もしたくない。 普通だったら「酒」でごまかしたりもするんですが、今は酒も医者から止められてるし・・・ とにかく「全て」に疲れた・・・あ、「全て」でもないか(笑)、「9割ぐらい」疲れた・・・。 >>人は、傷ついた数だけ、優しくなれます。 だといいのですが、それまで私が「持つ」かなぁ。 この文章も書いている途中も、ときどきフッと気が遠くなりました。 (単に、夜遅いから眠気に襲われただけかもしれないが(爆)) でも、とりあえず、文章化してみたら何だか少し落ち着きました。 こんな掲示板を設置してくれて、ありがとうございます。 |
炎のコンティヌオさん | 2001.6.25. |
実家での5か月以上にわたる療養の結果、どうやら鬱病からはほぼ脱却しました。 今は、あの時期に絶縁宣言した彼女に感謝したい。 彼女との関係を引きずっていたら、私の鬱病からの快復はもっと遅れていた。 どうやら、吹っ切れたようです。 今は彼女云々よりも「本格社会復帰に向けて体調整備の仕上げをすること」が、私の為すべき事です。 MICさんをはじめ、鬱病中には様々なネットの友人に色々助けられました。 インターネットを行っていて良かった、と思います。 |