音楽って難しい
TERLUZER LITIUSさん 1999.10.16.
 音楽って難しい。
 仕事との両立を本気で考えないといけなくなると、必ずどっかで妥協しなくちゃいけないところが出てくる
 練習時間とか、場所とか。
 以前は本当に音楽中心の生活で、音楽と、あとは大学の勉強を少し考えているだけでよかったのに、仕事のことをたくさんたくさん考えないといけなくなるとさすがにしんどい。
 自分の音楽がどんどん落ちていくのを見るのはやっぱりつらいよ
MIC 1999.10.20.
 前と若干お名前の綴りが変わったような気がしますが。(^_^;;

 私は職業として音楽をやっているので、趣味でやっている方々の気持ちがわかりきれないところがあります。
 合唱団の指導などをしていても、どうして当然するべきことをやってくれないのかといらいらする一方で、他に家事や仕事を抱える人たちにそこまで要求するのは無理な話なのだろうか、という疑問も浮かび、迷うことがしばしば。

 私の親しい合唱の世界で見回してみると、世の中には熱心な人がいて(特に男性)、「合唱をするために仕事をしている」としか思えないケースさえ珍しくありません。
 職場での出世も昇給も大して考えず、収入のかなりの部分を合唱活動に費やす……余暇はほとんど歌ってばかりいる……
 その方面に関する知識は、たいていの専門家より詳しかったりする……
 それはそれで、まことにアッパレな生き方だと言わざるを得ません。

 要は、自分にとって何を優先させるかというのが問題なのでしょうね。
 あくまで音楽を優先させたいという気持ちがあるならば、

 1.今からでもプロをめざしてがんばる。
 2.音楽を優先させても差し支えないような職種・職場(残業の滅多にない地方公務員など)に移る。
 3.勤務評定が悪化するのを承知の上でやりたいようにやる。

 など、方法はいくつか考えられますが……
 そこまで思い切るだけの覚悟もつかない、というところでお悩みなのでしょうね。
 しかし、あわてて優先順位を決めなくてもよいでしょう。
 社会人になって日が浅いことでもありますし、しばらくは仕事の配分などもうまくゆかないのではないかと思います。
 何年か経てば、仕事の配分のコツもわかって、馴れてきますから、それまでのやや苦しい時期、ご辛抱下さい。
 くじけず、がんばって下さいね。
風香さん 1999.10.20.
 私も、合唱とその他のことの折り合いについて最近考えています。
 まだ大学生だから仕事をしている人よりはずっと楽なのでしょうけれど、うちの演奏会の規模は学生の限界を超えているような気がする。
 合唱が一番じゃない人には辛いだろう。定演に10万もかかるようでは。
 私は歌うことが大好きのはずなのに、練習していても最近楽しくない。
 一番恐いのは、どうして楽しくないのかが分からないこと。
 どうして今ここにいるのか疑問に思ってしまうことがあること。
 本当に歌が好きなのか、自信が無くなってしまうこと…。
MIC 1999.10.20.
 定期演奏会に10万円ですか。
 それは確かにきついですねえ。
 しかも、大学合唱団というのは、なかなか改革が難しいんですよね。
 それまでのやり方を変えると、たちまちOBやOGからクレームがついたりして……
 もっと安く上げようよ、と誰かが言い出しても、プログラムがみすぼらしいとか、もっといい会場がとれないのかとか、あれこれ難癖をつけられる可能性が高い。
 私たちの頃はそれでやっていたんだから、と言われるでしょう。
 そのあたり、確かにうんざりするものですね。

 そうは言っても、理不尽な出費を強いられるという意識があるのなら、少し考えなければならないかもしれません。
 この演奏会になら10万払っても惜しくない、と思うのならよいのですが、そうでないのなら理不尽ということになります。
 クレームや抵抗を覚悟して改革を図るか、そうでなければもっと安く上がる合唱団に鞍替えするか……
 理不尽だという気持ちが、歌うことの楽しささえも失わせてしまうような事態なのであれば、これは放置しない方がよいような気がします。
 練習がきつくて楽しくないというのなら、それを乗り越えればもう一段上の楽しさがあるものですよ、と言うことができますが、お金のせいで面白くなくなったのでは、実にもったいない話です。
 お金がかかっても今の合唱団を続けたいのか、そうでないのか、よくよく考えて、結論を出してくださいね。

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