独立しようかと……
TERLIZOR Ritiusさん 2001.7.11.
 このたび、勤務している会社が経営不振に陥り、大幅リストラと相成りました。
 私は、技術面でかなり責任ある立場にいたため、リストラの対象とはなりませんでしたが、そのリストラのやりかたに思いっきり憤慨してしまって、会社を蹴ろうと思っています。
 そして、フリーランス(独立)ということをしてみようと思っています。
 幸い、かなり力のある有能な営業の人が全面協力を約束してくれて、一般水準以上の仕事は約束されており、他にもこれまでで培った人脈でかなりの仕事の量が見込めるのですが、もしかしたら、甘い見込みかも、と思ったり、将来のことも不安に思ったりします。
 今後20年、30年先はどうなるかわからないのが僕の業界でもありますし・・・
 突然仕事がなくなる、ということも、100%ない、とはいいきれないですし。

 そこで、ぶっちゃけた話、いわゆる、いわゆるどこの組織にも属さない「フリーランス」としてのお仕事をされているMICさんにお聞きしたいです。

 上記のような疑問にはMICさんは自分の中でどのような解答を持っておられるのでしょうか?
 業種は全然違いますが、考え方を聴いてみたいです。
(高飛車な言い方ですごく申し訳ないとはおもいますが、切実なもので・・・ごめんなさい)
 あるいは、こういうことを不安に思うなら、独立なんかやめといたほうがいいよ、というきつい言葉がくるかもしれませんが・・・
MIC 2001.7.11.
 前は「TERLIZER RITYUS」様だったと思うんだけど、綴りが変わったのね(^_^;;
 何はともあれ、独立のご決心に拍手〜〜*┗(^ )
 サラリーマンのほとんどは、自発的に辞表を叩きつけることができる日を夢見ているそうですが、なかなかそんなことのできる人は居られないようですからね♪

 私は会社勤めということをしたことがないので、会社勤めに較べてフリーランスがどうかということは申し上げられません。
 まあ「自由」をとるか「安定」をとるかという選択だろうと思います。
 そして、「自由」と言っても無制限にあるわけではなく、私にしても例えば合唱指導の仕事とか、ピアノ教室の仕事とか、定期的にやらなければならないことはいろいろとあります。
 会社という一箇所だけに限られてはいないというだけのことですね♪

 会社にイヤな上司が居る程度には、フリーランサーにもイヤなクライアントが居るわけで、そういうのを断れるだけの余裕のある人はそうそう居ないということは認識しておいた方が良いのではないかと思います。
 つまらない仕事であっても、先のことを考えるとなかなか断れないというのが現実で、気に入った仕事だけしているわけにもゆきません。
 結果を出さなければギャラは入らないし、そのギャラ額さえ、どういうわけだか最初からわかっていることは少ないので(ちゃんと最初に取り決めるべきなのですが、お金のことを言い出すのってかなり勇気が要ります(^_^;;)、確かに不安は不安ですね〜〜。
 その他、保険や年金も個人加入になるし、ローンがなかなか組めなくなるし……意外とこういう細かいところの影響は大きかったりします。

 フリーになりたいという人に対して、私は「甘い」とは言いません。
 大学生などにはよく、
 
「いまは金利もむちゃくちゃ安いんだから、就職なんかするより自分で事業興してみたら?」
 なんて無責任に奨めたりもしています。
 が、保証もいたしません(^_^;;
 すべては、自己責任の世界です。
 失敗しても誰に泣きつくこともできないという点、非情といえば非情ですね。
 フリーな仕事というのは追い風の時もあれば凪の時もあり、この凪の時に堪えられるだけの備えだけはしておいた方が良いですよ、と言い添えておきましょう。
 ご健闘をお祈りいたします。

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